さくらインターネットの田中社長の話

 さくらインターネットの田中社長の講演を聴いて参りました。

 

 1時間という短い時間のでしたが頭がパンパンになるような大変濃密なお話でしたので、備忘録までに私なりに要約してみました。 

 

●結論として:
今や個人のサービスクオリティがダイレクトに価値に繋がる時代になってきている。
 その価値の本質とはつまるところ「一人一人の創造性」であり、「社員の創造性」を価値に繋げていくには「やりたい」を「できる」に変えていく、という考え方が大切。

●前提として:
情報技術革新により時代は大きく変化し続けている。

●インターネットを通じて「多様なものに触れることができる」時代にあり、個人レベルでは自分と目の前の相手との「常識」「価値観」が全く異なることもありうる。

●また、組織レベルとしては「会社、組織としてでなければできなかった仕事・業務」が「会社・組織という形態でなくてもできる時代」に移行しつつあり、それ故になくなる会社も出てきている(出てくる)だろう。

●そんな中でやるべきこととして:
会社、組織体として生き残っていくために、社内の「価値観の多様性」を認め、個々の「創造性」を引き出せるように寛容さを持たせたマネジメントをしていくこと(例えば社内のシステムを柔軟に変化させていくこと)。

●具体的なプロセスとして:
これまでの時代の「ギャップアプローチ」という、「すべきこと」「べき姿」から逆算して仕事を組み立てる方法だけでなく、「やりたいこと」「ありたい姿」を前提において仕事をすすめるという「ポジティブアプローチ」を用いることができる。

●さらに:
「寛容になること」。自分(自社)のスケジュール、部屋(社内)空間を埋めすぎずに、あえて「余白」を持たせることで、新しく生まれる何か(クリエイティビティ)もあるので、実践してみてはどうでしょう??

。。。。。。。。。。。。。

 また、

『社会人の不幸の8割は合意のない期待から起こる』
 (たとえば会社や上司、部下に勝手に期待するから勝手に裏切られたと勘違いして失望する、ときに何も言わず会社を去っていく。なので、期待するのもされるのもちゃんと言葉にして、合意の元で(^◇^;)) 

という言葉が胸に突き刺さりました。
 
 仕事、プライベート関わらず、目の前の人とどう接するか。

 自分の在り方、立ち振る舞いについて、深く考えさせられます。

 

 ちなみに、エンジャパンさんの田中社長へのインタビューを見つけたのでリンクを貼っておきます。

 

 

https://employment.en-japan.com/myresume/entry/2019/05/22/124716

 

花供養16日目。了