一瞬一瞬の在り方

 先日大勢の方が会する場に行き、情報交換の時間になったときに一瞬物凄い孤独感のようなものを覚えた。

 

 今までの自分は「会社の名刺」をもち、自分の素性を明らかにすることで「他者」にも認知されたかったし、仕事につなげようとしていたのだと思う。

 

 しかし、それを自ら放棄した(しかも天中殺期間に)今、私は会社員でも経営者でもなく、カッコよくいったら「自分探し中」。ただそれだけである。

 

「社会的には何者でもないのではないか?つまりは、人間として認められない。このような場所にいると、相手、みんなに内心ばかにされるのではないか???」

 

 ただそのご・・・だが、むしろ逆にそれでもいい(肩書きなんかなくてもいい)し、誰も自分にそんなことを求めてない(そもそもビジネス交流会じゃないし)という感情も湧いてきた。

 

 そうなのだ。自分が「そうであらねばならない」と思っていただけ。

 

 放棄したつもりではあったけどあったのだ。

「夢はなきゃいけない」「この齢だから結婚していなくちゃ認められない」「ある程度収入がないと、認めてもらえないからだめだ」。

 

 ちょうどそれを裏付けするように・・・会社をやめてから今までお付き合いのできた方って、割と自由で、多様な価値観を持っている。

 

 いいじゃん。普通通りじゃなくとも(最も、私自身の「宿命」自体かなり普通じゃないのだからそもそもしょうがないのは置いといても)。

 

 いや。。。普通を選んでもいいし、選ばなくてもいい。

 

 自分にとっては「選べる」「選ぶ主導権は自分にあること」をしっかりと認識し、そして一瞬一瞬のあり方をただしていくことなのだ。そしてそこにはもはや「宿命がなんであろうと」関係なくなるのだと思う。