奥義の奥義、秘伝の秘伝たる所以

 有難いことに、学び自体はそんなに深くないのにも関わらず(だってまだ4年目だもの)、たまにチラッと奥義的なものに触れさせていただくことがある。

 どれくらい学びが浅いかというと、カリキュラムではまだ格法局法、守護神法にも到達していない。(※これは流派の事情にもよる)あと、宿命表をみせられても、大体それだけで解説してみろといわれて30分、40分いけるか怪しい。

 本来なら今の段階でも陰占陽占宇宙盤大運年運、気図法八門法をみただけで、ジャブで軽く1時間半くらいソラで解説できる知識の質と量と直感力もあった上で、クライアント様を前にしたときに一瞬で見抜き、寄り添い、適切な言葉を与えられないといけない、とは思っているところ。

 

 まあ、そこは自分の課題として本題へ。

 これはうちの流派に限ったことかもしれないし、またはあらゆる学びについてもいえるのかもしれない。

 それは、奥義や秘伝、というものについて自分が感じたのは、『エッセンスが詰め込まれ、シンプルに言語化されている。だがそれ故に扱い方も簡単ではないし、学びの浅い者や外野に理解されにくく、誤解されやすいものであり、それもありおいそれと公開できないもの』だということ。※もちろん、そうじゃない事情もあると思いますが。

  

 これについては詳細な具体例を挙げることは叶わない。

 だが例えば自分の知る範囲でいうならば算命学でいうならば、ある占技についても十大主星、十二大従星、五行の相生相剋、、、これらの価値を知り、仕組みや感覚を自分にしっかりと落とし込んだ上でないと学びやアウトプットが表面上になってしまうのではないか、と感じたところ。

 なので。算命学の一端を担う者としては、学びを深めていく為に、毎日毎日学びと実践を積み重ね、あるいは洞察と修正を繰り返すことにより、世界観と感覚をより自分に染み込ませていく必要がある、と思っている次第。

 

 ちなみに、だけれども。

 兄弟子様から教わった『秘伝』とされるもので『私のコースを受けていない弟子の方には教えちゃダメよ』と固く口止めされたことがあったのだけど。

 

 ある市販の、最近書店に並ぶある本のあるページにはその『秘伝』がさらっと書かれていたのをみた。

 兄弟子の方に、あるいは著者の方についてどうこう言ういうつもりは全くないのだけれども、ただ

 

 確かにこのページを読んで浅いレベルでの理解、実践は『できなくはない』。しかし、真に効果のあるものとするためには、やはり一から順を追って徐々に確実に学び身につけた上でのことだろうな、も感じた次第。